穂積繊維

穂積繊維

夏は涼しく、冬は温かい麻絨緞。

麻の絨毯

麻の絨緞は吸湿性、放湿性、そして通気性にとても優れています。夏はシャリっとした感触が気持ち良く、冬は麻の糸の間に入った空気を温かく保つため、一年を通して使える絨緞としておすすめです。穂積繊維の麻絨緞の特徴は、ハンドフックで打ち込んだ麻がループ状になっていること。絨緞と言うと先端がカットされているものがほとんどですが、ここでは繊維に沿って、麻が持つヨリの力を頼りにループ状に打ち込んでいきます。そうすることで生まれる程好い硬さの触感は、素足であがるととても心地良く、30年来全国の旅館やホテルの脱衣場で使われ続けています。また、天然の麻の色をそのまま活かすことで、どんなシーンにも合う自然な仕上がりとなっています。

織り込む前の麻糸 基本となる麻
産地や収穫時期により色合いに変化がうまれる天然素材。 基本となる麻は、普通麻・黒麻・白麻、の3種類。
麻の絨毯 麻とウールの絨毯
織り込み方や目の密度で、絨毯の肌触りをつくります。ハイループでは弾力、ローループは適度な堅さ。 麻の硬さとウールの柔らかさを混合。裸足で感じる新しい肌触り。
猫と絨毯 まなび館での展示風景
夏も冬も居心地の良い日だまりの麻絨毯。 山形まなび館での展示風景。地元山形にも、麻の絨毯を紹介。

麻だんつうの穂波シリーズ

麻とウールが織り成す快適な一枚。

麻でつくる絨緞は硬めに仕上がるため、これまで脱衣場や夏用の玄関マットとして多く使われてきました。そんな麻絨緞を部屋の中でも快適に使える商品にしたいと考え出したのが、麻とウールを組み合わせた「穂波シリーズ」です。気持ちの良い踏み心地を実現するため、織り密度やループの長さにとことんこだわってつくりました。麻ならではのサラサラとした爽快感とウールの柔らかく温かい感触は、素足で過ごす日本人の足裏感覚にとても適しています。柄は「みのり」「市松」「ストライプ」「プレーン」があり、全て実り多き山形の田畑風景をイメージして織り込んでいます。「穂波シリーズ」はグッドデザイン賞のほか、山形エクセレントデザイン大賞を受賞しています。